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暑さに負けない水分補給~「ヒマ」を埋める~ 

 皆さん、覚えていますか、永岡です笑

 完遂させる時間のないまま長らく下書きの状態になっていた原稿を、なんとか発掘することに成功いたしました笑 こんな時には猫の手も多少は借りたくなりますね。
さて、今回は猫の手(のヘルプ)からも産出されるであろう「ひま」についての話をしたいと思います。 

 「隙」というこの一字。現代語では「スキ」と発音しますが、古典では「ヒマ」と発音し、「(主に時間の)隙間」という意味を表します。当然のことではありますが、古典の世界だけでなく現代社会においても様々な状況下で「隙」は見られますよね。以下にその具体例を示します。
 皆さんはこれまで、「浜松城」まで足を運んでみたことはありますか。それは、かの有名な徳川家康の若き日の出世城と言われているお城です。私は今年の春休みに初めて浜松城を訪れました。そして、その景観や周りの景色はさることながら、浜松城の石垣の構成の堅実さに心を奪われました。どのお城にも石垣はあるし、積み方にそれほどの相違などないのではないか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に絵付きの説明文を一読したことでその印象が払拭されました。浜松城の石垣の構成は順に、「(石垣表面は)根石→積み石→間石→天端石、(石垣内部は)飼石→栗石」というようになっています。石垣の石に名のつくほど種類があるなんて、、、とは思いませんか笑。
 さて、ここで注目したいものが、赤字で上記に示した石等です。(絵をこのページ上に挿入できないため、是非インターネットなどで一度でも検索をかけていただけたらと思うのですが、)これらの石は、まさに石垣の「ヒマ」を埋めるという役割を果たしているのです。
 
 以上のように、「隙間」は日常生活の卑近な事象に見られるということが改めて確認することができました。これから受験生、プレ受験生への道をたどる皆さんにとって、眼前に控える「隙間」とはなんでしょうか。例えば英語・古典単語の量をこなすことや暗記科目の用語をインプットすることに、苦痛を覚えることもあるかもしれません。しかし、発展問題や難解な文脈に出会った際に自分を助けてくれるのは、―「ヒマ」を埋めて思考のパラダイムを基礎堅めしてくれるのは、―まさに例示したような地道な作業であると私は思います。模試を終え、振り返りや次回の模試の目標設定をしていくなかで、精神的に「城」壁が聳えることもあるかもしれませんが、そういった不安の雲海は「ヒマ」の余地を無くしていくことでフェードアウトしてゆくはずです。いつか皆さんがそういった「城」壁に登り対峙した時、眼下に美しい景色の広がっていることを願います。

 では、また。

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